年をとるにつれて、多くの人の悩みにあがる症状として、頻尿があります。頻尿の原因には多くのものがあり、一概に言い切ることができない病態ではあります。どんなものがあるかを一度確認してみましょう。
・膀胱炎：尿に濁りはありませんか？排尿時に痛みは？
・心不全：体の中の水分過多が原因かもしれません。体重の急な増加はないですか？
・前立腺肥大症：尿の出が依然と比べて悪化していませんか？
・過活動膀胱：急激に尿意が出て我慢できなくなる切迫感はどうでしょう？
・多飲：そもそも水分をとりすぎていませんか。
上述したように、原因は多岐にわたります。
中でも男性では、前立腺肥大症のせいで尿がうまく排出できなかった結果、膀胱内に常に尿が残っていて、膀胱の残された容量がすくないために、すぐに尿がしたくなってしまっていることが多いです。
また、過活動膀胱という疾患は、簡単に言うと、膀胱が過敏になってしまったために尿が少したまったら、急激に尿のしたい切迫感が出てきて、実際に排尿をしても少量しか出ないという事になります。
どれも、年を取ることで罹患することが多くなってくる疾患です。ただ、どちらも内服薬で緩和することが可能です。尿のトラブルのせいで夜に寝られなかったり、生活の質が落ちてしまうことは、周りの人と話していてみんな一緒でよくある事だと終らせることなく、ご相談いただくことで解決できるかもしれません。
